【二本松の風土】 |
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| 〈地形〉 | |
| 二本松市は、東は阿武隈山地から、西は安達太良山にまたがる、東西に細長い形をしています。東部は古い地質年代につくられた花崗岩層のなだらかな丘陵、西部は新しい地質年代に火山活動によってつくられた険しい火山地であり、中央部を阿武隈川が流れます。山と丘陵が多く、市内の標高差は1500m以上。地層の隆起運動と火山活動によって、複雑で変化に富んだ美しい自然景観が生み出されています。安達太良山の周辺には、岳温泉をはじめ多くの温泉があり、また山麓部からは良質の地下水が豊富に湧出しています。 冬季は寒冷ながら、南北に連なる連峰が冬の季節風に対して屏風の役割を果たすことから、二本松における降雪は比較的少ないと言えます。初夏の頃に日較差が大きい内陸型の気候です。東北の中では夏の雷が比較的多発する地帯です。 |
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〈歴史〉 |
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当地方に数々のこる遺跡群は、約四千五百年前にすでに集落が形成されていたことを示しています。五世紀以降には陸奥国がおかれました。国峰たる安達太良山は見事な円錐形の活火山で、古代から信仰の続いた神の山です。万葉集には安達太良を詠み込んだ和歌が三首も収められており、人々の印象深さがうかがえます。阿武隈川に沿って鬱蒼とした杉の大木が茂る奥州安達が原は、黒塚の鬼婆伝説で古くから知られています。 |
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〈伝統産業・観光〉 |
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| 二本松領内には城下町特有の酒造業、菓子業、和家具、刀剣、「万古焼」窯元などがあります。二本松は領内の新田開発の成功により良質な米がとれたと同時に、日本三井のひとつ「日影の井戸」で知られるように名水の地でもあったため、古くから酒造業が栄えました。現在、福島県内では会津とともに屈指の名醸地として躍進しています。高村光太郎の「智恵子抄」で有名な智恵子の生家もまた、当地に長く伝わる蔵元でした。 |
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